人口 約1万人。岩手県の最北端。 岩手と青森の県境の里山。
北上高地北端の一角を占め,標高300m前後の低山地が広がる美しい里山。
山間地域で平地が少なく、冷夏で日照不足、昔から稲作に適さないない自然の厳しい土地であった。
古くから雑穀文化が息づき、稲作が普及している現在も、それは今も継承されている。
1950年代までは、東北の山間部では、当たり前に雑穀が作られ続けていました。
山間地域、平地が少ない、冷夏日照不足の気候、稲作には適さない地域。 雑穀は厳しい環境の土地で、先人が 生き抜いていくための必然的選択でした。
それから数十年経った現在では、米の品種改良、土地改良が進み稲作中心の農業となった現在、雑穀が見直されはじめています。
これまでは米の代わりととしていた「米の代用」「貧しい食事」とされていた雑穀が、現在は米で代われない潜在価値が知られはじめました。
「スーパーフード」「雑穀」「シリアル」として注目を浴び、あっという間に売り切れが発生するまでの人気となっています。
それは、昔までの「雑穀」という価値観ではなく、現代の生活に知らずのうちに「シリアル」と身近なものになりました。
軽米といえば、これまでの歴史からも雑穀の産地として国内有数の地。昔から無農薬栽培で知られています。
軽米(カルマイ)と言う地名が、地域を超えて全国で認められるようになりました。
また、この軽米産無農薬栽培の雑穀は「軽米産シリアル」として多くのシェフたちに認められ、朝食のメニューには白米、玄米、シリアルと並ぶくらいに主食の座につくようになりました。